模擬の不審メールを用いて行う「標的型攻撃メール訓練」は、実際に不審なメールをそれと気づかずに開いてしまうような従業員がいるのかどうかを確認したり、実際に不審なメールの受信を従業員一人一人に体験してもらうという点では有用ですが、
・訓練メールのタイトルや本文を見て訓練だとすぐに気づいてしまう人
・自分には関係ないメールだと判断して訓練メールを読まずに捨ててしまう人
・大事なメールであっても読み漏らしてしまうことが多い人
など、そもそも訓練メールを開かない人については、届いたメールが不審なメールであるかどうかをきちんと判断して対応しているのかどうかわからないという欠点があります。
標的型攻撃メール訓練を何度実施しても、開封率が0%になることはないというのは、情報セキュリティ対策に関わられている方にとっては共通の認識かと思いますが、開封率が0%にならない理由の一つには、訓練メールを開いていない人の中には、きっかけさえあれば不審なメールをそれと気づかずに開いてしまう「開封者予備軍」とも言える人が含まれており、訓練実施の都度、そのような人が開封者として訓練メールを開いてしまうということもあると考えられます。
訓練の実施によって、不審なメールをそれと気づかずに開いてしまうような従業員を可視化し、重点的に教育するということは、眼前にある「人の脆弱性」を潰していくという点では重要なことではありますが、潜在的な「人の脆弱性」を潰していくために、訓練では可視化することが難しい「開封者予備軍」に対してどのようにアプローチするか?ということもまた、重要な課題であると考えます。
そのような観点から考えた場合、指標として捉えたいのは、個々の従業員が不審なメールへの対応についてどれだけの知識を持ち、理解しているか?という指標です。
・そもそも不審なメールがどのようなのものか知っているか?
・不審なメールかどうかを見分けられるだけの知識を持っているか?
・不審なメールであることに気づいた際の適切な対象方法について理解しているか?
など、不審なメールに関する必要な知識と正しい理解が本人に備わっているかどうかを指標として見える化することは、「開封者予備軍」とも言えるような従業員が社内にどれくらいいるのか?を捉えるのに必要なことと言えます。
この「理解度」の指標を得るための方法として、弊社では「理解度確認テスト」の実施をご提案しています。
「理解度確認テスト」を実施するための選択肢は2つ
1.「理解度確認テスト付き標的型攻撃メール訓練実施サービス」をご利用いただく。
2.標的型攻撃メール対応訓練実施キットに付属の「理解度確認テスト」コンテンツをご利用いただく。
訓練を外注で実施したいというお客様は1,を、自分たちの手で内製でテストを運用したいというお客様は2.をご選択いただくことで、貴社に合ったタイミング、ペースで実施いただけるようにしています。
弊社で提供している
・理解度確認テスト付き標的型攻撃メール訓練実施サービス
・標的型攻撃メール対応訓練実施キット
を通じてご提供している「理解度確認テスト」とは、不審なメールが届いた場合の適切な対処方法について、テストを受ける方がどれだけの知識を備えているか?を確認するオンラインテストです。
テストで出題される問題は固定の設問では無く、
・必ず出題したい問題
・ランダムで出題したい問題
を組み合わせて出題することができるようになっていますので、テストをやり直しても、同じ問題が同じ順番に並ぶといったことは無いようになっています。
従業員研修でありがちな、何回もやり直すことで誰でも必ず100点が取れてしまうような、満点を取らせることを目的としたテストではなく、正しい知識を持ち合わせていなければ合格することが難しいテストを行うことができるようになっていますので、「理解度確認テスト」を実施することにより、どの社員がどの程度の知識を持ち合わせているのかを、テストの点数の形で見える化することができるようにしています。
理解度確認テストとは具体的にどのようなものか?イメージを掴んでいただくために、デモページをご用意しています。
実際のテストについては、貴社専用の問題を設定することも可能ですので、貴社のセキュリティポリシーに沿った確認試験を実施いただくことができます。デモをご覧いただくには、以下のリンクをクリックしてください。
※デモページではランダムに問題が出題されますが、デモのため、表示される問題の内容についてはあらかじめ用意されている問題のうち、一部のみの表示となります。
「理解度確認テスト」で提供する設問については、
・貴社の従業員に必ず答えさせたい問題
・貴社の従業員に答えさせたい問題の中からランダムに選んで出題したい問題
・弊社であらかじめ用意している問題(100問以上)の中からランダムに選んで出題したい問題
を組み合わせ、1回のテストで何問の問題を出題するかを設定することができます。テストは何回でも受け直すことができますので、ランダムで出題したい問題の数を出題数以上に用意しておけば、テストを受け直す度に異なる問題が表示されるようにすることができます。
基本的には全問正解で合格となる設定としていますが、理解度確認テスト付き標的型攻撃メール訓練実施サービスをご利用の場合は、例えば8割正解すれば合格とするなど、合格ラインとする点数をカスタマイズすることも可能です。
問題については弊社であらかじめ作成したものを用意していますが、必須で答えさせたい問題も、ランダムで出題したい問題も貴社側で用意したものを使うことができますので、貴社オリジナルのテスト問題の構成とすることも可能なようになっています。
理解度確認テスト付き標的型攻撃メール訓練実施サービスは、標的型攻撃メール訓練とセットで理解度確認テストをご提供するサービスですが、訓練は自社で既に実施している、また、訓練は他社のツールを使って実施できるので不要といった場合は、理解度確認テストだけをご利用いただくことも可能です。
自社でも「理解度確認テスト」を実施できるか知りたい、また、具体的にどのように実施するのか知りたいなど、理解度確認テストの実施にご興味をお持ちになられましたら、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
標的型攻撃メール対応訓練実施キットについて、自社でも使えるものなのかどうか、実際に使って確かめてみたい、また、キットが具体的にどのようなものなのか知りたい。というニーズにお応えするため、「キット評価版」を無料でご提供しています。
評価版を申し込んだからといって、しつこく売り込みをする。なんていうことはありません。是非、納得いくまでお使い頂き、ご不明な点などがあれば、どのような事でもお問い合わせ下さい。1社でも多くのお客様にキットを気に入って頂きたいからこそ、是非、納得いくまでキットをお試し下さい。
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