分散した拠点や、転送先での開封もキャッチすることが可能に
オフィスが分散していたり、社員が出向先で業務を行っているなどの場合、メールを開封する環境が異なるために、メールを開いた環境では外部のWebサイトへのアクセスが禁止されていたり、特定のSMTPサーバにはアクセスすることができないなどの事情で、模擬のマルウェアファイルが開かれても、開封した情報を回収することが難しいケースがありました。
SMTPサーバを利用する従来の「標的型攻撃メール対応訓練実施キット」では、このような状況には対応することができませんでしたが、近日公開予定のSMTPを使用しない新方式のキットでは、WebサーバもSMTPサーバも使用せずに開封者情報を収集する方式を採用することにより、訓練メールを転送先で開封した場合でも、開封したことをキャッチすることが可能となりました。
モバイルを使ったアクセスなど、物理的にインターネットに繋がっていない環境下で模擬のマルウェアファイルを開封した場合は、新方式であっても、開封者情報を取得することはできないのですが、Webサーバだけでなく、SMTPサーバも使わなくて良いようにしたことで、海外拠点を含めての訓練実施など、従来のキットでは実施が難しかったケースにも対応ができるようになります。
※新方式のキットご提供は近日の開始を予定しております。詳しくはお問い合わせ下さい。
→次の記事へ( レイヤー8のセキュリティ対策と、管理・運用のための現実解 )