標的型メールは見抜くことが難しい。は誤りです

メールが読まれないのは安全?それとも危険?

訓練を実施すると必ずと言っていいほど出るのが、「メールを読まない人」です。

メールが読まれなければマルウェアも開かれないからイイんじゃないですか?と思うかもしれませんが、さにあらず。そのまま読まれなければそれでもいんですが、読まない人の中には、忘れた頃になって「あれ?これ何だっけ?」とばかりに読み返す方がいます。

時間が経つと記憶も薄れていくので、届いてすぐなら「怪しい」と思えるものも、記憶が曖昧になってくると「あれ?これ何だっけ?」となり、大事なものかどうかを確認しようとして、つい添付ファイル開いてしまう可能性が出てきます。

キットに付属の模擬マルウェアを使うと、添付ファイルを開封したらメールが届くようになっていますが、実際に訓練を行ってみた経験では、数人ではありますが、数週間~数ヶ月も経ってからファイルを開封する方もいるということがわかっており、保存されたままの未開封のメールを見て、「あれ?これ何だっけ?」と思う瞬間があることは、これって結構危険かも。と思わされます。

やはり、メールは「生もの」と考え、早いうちに処理して、無用のものはさっさと削除してしまうのがよいようです。

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