標的型メールは見抜くことが難しい。は誤りです

訓練サービスを利用するのと比べて、どのようなメリットがありますか?

質問への回答訓練サービスを利用した場合、必要な作業と責任は全て業者側に負ってもらえるので、失敗はないと言えますが、全ての作業を行ってもらう分、コストが高くつきます。また、業者側の用意するシステムを利用するため、以下のような制約が生じる場合もあります。
 
・開封者情報を回収するため、ファイアウォールやプロクシーサーバの設定を一時的に変更しなければならない場合がある。
・訓練メールの内容や、送付元のアドレスが業者の指定のものになってしまう。
・業者側との調整に時間がかかり、訓練実施準備に何週間も要してしまう。

キットを使用した場合の大きなメリットは、作業を自分達で行う分、コストがかからないということです。また、業者との打ち合わせなども不要になるため、実施準備にかかる時間も短くて済みます。

訓練実施に際して行うことは、「訓練メールを作成」し、「送付」して、「開封者情報を集計」するだけですから、全てを自分でやれば、極端な話、訓練を実施しようと思い立ったその日のうちに全て完了できてしまうということになります。訓練サービスを利用する方法では、業者との契約や打ち合わせなども必要ですから、相応の時間が必要になります。全ての作業を自分でできるということは、コスト面でのメリットが得られるだけでなく、スケジュールをコントロールしやすいというメリットも得られるという利点があります。

キットには模擬のマルウェアファイルを「誰が」「いつ」開いたか?を集計するためのツールが同梱されていますので、開封者情報を集計するのに、システムを開発いただくような事は必要ありませんし、また、開封者情報を収集するためのサーバなども必要ありません。全ての作業は、今お使いのパソコンを使って行うことができますので、既に何度も訓練を実施されていて、開封者情報の集計だけのために訓練サービスを利用されている。という企業様であれば、キットのご利用をご検討いただくだけの価値は十分にあろうかと思われます。

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