標的型メールは見抜くことが難しい。は誤りです

セキュリティ事故への備えは二次被害・三次被害を想定する

以前、川崎市宮前区鷺沼のショッピングセンターで街路樹の枝が落下し、女の子が重傷を負った事故がありました。

定期的な剪定を実施していなかったことが原因ということですが、不可抗力の自然災害による事故ならともかく、管理責任が問われる事故となると、事故そのものだけでなく、原因の報道によって発生するであろう、風評などの二次被害、三次被害が懸念されます。

インターネットによって情報が伝わるのも早い現代においては、誰もが情報を発信することができるので、あることもないことも含めて、膨大な量の情報が飛び交うことになります。

管理責任が問われる事故ともなれば、誹謗・中傷の類も出てくることは容易の想像がつきます。

起きてしまった事故に対応することはもちろん必須ですが、派生する問題にも対処しなければならなくなるわけで、同時に複数の問題に対処しなければならなくなることは、肉体的にも精神的にも相当に疲弊することになります。

目先の事故が発生しないよう備えることは当然必要ですが、万一、事故が発生した時に、二次被害、三次被害が発生することがないかどうか?備えをするのであれば、そこまで見据えて対応することが必要でしょう。

事故が起きてしまってからでは、「まさか、あのようなことになるとは思わなかった・・・」という言い訳は通用しないのですから・・・。

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